第38期テーマ
4月テーマ「シェシェ 謝謝」
会長挨拶
皆様 おはようございます
新学期の始まりが、4月。別れと出会いの人生の節目です。
日本もヨーロッパ・中国・台湾などと同様、9月が始まりだったのですが、明治19年に会計年度に合わせて4月にスタートにしました。
桜の風情に合わせて4月ほど日本人に会う時期は考えられません。
桜餅・ハマグリ・桜えび・いちご・伊予柑・桜・桃・菜の花・たんぽぽ・すみれ・もくれん 春の食べ物やお花を浮かべるだけでうきうきしてきます。 今日も平櫛田中美術館に行く車窓からたくさんの花々が春を満喫している様子が見られることでしょう。
平櫛田中さんといえば、大変な方が岡山にはいらっしゃるのですね。
107歳まで情熱を燃やし続け、彫刻を作られました。
「桃栗三年 柿は八年 梅はすいすいで十三年 わしは九十九年 枯れ木の枝に 花はちらほら まだ実は見えぬ あらし吹くなよ 二十年 さきに きっと実が成る この目で見たい きっと実が成る この目で見たい」
「100歳では不足です。現在伊勢の赤福のお婆さんを作っています。次に浅草の観音さんの雷神さん、能を舞う老女、それらがかたづいたら京の舞妓やべっぴんさんばかりをこさえます。」
100歳を超えても、30年かかっても使いきれない木材を所有していたそうです。今日皆様が期待されている「鏡獅子」も歌舞伎座に25日通いつめ20年をかけて完成しました。
完成時、モデルの6代目尾上菊五郎は故人となっていました。彫刻作品だけでなく名言も多く残しています。
「六十七十ははなたれ小僧 男盛りは百から百から わしもこれから これから」
「いまやらねばいつできる わしがやらねばだれがやる」
死ぬまで意欲は衰えませんでした。
岡山クラブの皆様 この中にはなたれ小僧も混じっていますが、女ざかりはこれから これから。情熱を燃やし続けましょう。
シェイシェイ 終わります。
プログラム
見学コース
「平櫛田中美術館」にて
〖田中翁〗作品一部